2025年の桜も、すでに日当たりの良い場所では綺麗に咲いています。
もうすぐ色々なところでお花見が開催できそうですね。
訪問看護ステーションでは、様々な年代の方とお話ができる機会があります。
訪問の際は、貴重なお話をたくさんいただきます。
ある利用者様からは、就職中の女子寮での生活について聞く機会がありました。
とても大きな規模の寮だったそうですが、
当時手作りのものだった生理用品のナプキンを、40個くらい箱に入れて作り置きしていたそうです。
当番を決めているわけではなく、気がついた人、使用した人が作成し、それで賄えていたのです。
次の人のために作成する。優しさのバトンタッチです。
また、寮の先輩たちは洗濯していて気がつくと後輩のボタンをつけてくれたりとしていたとのことで、90歳を超えた今でも嬉しそうにお話をしてくださいました。
みんなが当たり前のようにやっていたけど、きっとみんな当たり前のこととは思わず、感謝の気持ちを抱いておりそれはずっと残っているのですよね。
誰かのために行っていることで、みんながうまく回っていけたらとても温かい世界だと思います。
現代より不自由なことも多かったはずですが、お話を聞いて、人の温かさの尊さと、生活の豊かさを感じました。
誰かのために動ける、力を使う、時間を使うことを少しずつでもできればいいなと思います。
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